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OB, OGからのメッセージ



平成5年度奨学生

本城愼之介

1972年 北海道生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。1997年、楽天株式会社を創業し、取締役副社長を務めた後、教育分野で活動を続ける。2005年4月から2年間、横浜市の公立中学校で校長を務め、地域に根ざした学校運営を推進した。「仕事の学校(http://www.shigotonogakkou.net/)」を主宰し、高校生、大学生、社会人を対象に「仕事力の前に、仕事観」をテーマにしたワークショップを開催している。2009年4月 財団法人楠田育英会理事就任。

在学中のご恩、そしてご縁。楠田育英会の奨学生であったことを感謝すると共に、本当にありがたいことと思っています。そしてまた、定期的に開催される現役生、OB・OGとの交流会で、新たな出会いに恵まれ、人生の幅が広がっています。これからも広がる奨学生のつながりが、さらに深まっていくことに貢献したいと思っています。



平成8年度奨学生

田中剛 (Go Tanaka, MD, MPH, PhD)

イリノイ大学医療人類学科留学、平成10年大阪大学医学部卒。
沖縄県立中部病院、大阪警察病院、ペシャワール会病院(アフガニスタン)に勤務後、平成13年に厚生労働省入省。食品安全、精神保健福祉、エイズ対策等を担当後、16年夏よりエモリー大学ローリンズ公衆衛生大学院フバート国際保健学部にて感染症疫学を専攻。17年春にはバングラデシュ国際下痢症研究所にて博士論文作成のためのフィールドリサーチを行う。18年に帰国後、診療報酬改定を担当し、同年夏より岐阜県に保健医療課長として赴任。21年春より現職。

楠田育英会のおかげもあり、医学生時代は勉強も遊びも堪能させて頂きました。
卒後10年余り臨床、行政、研究と幅広く経験してきましたが、何でも挑戦してみようという気概を育てることができたのが学生時代だと思います。楠田育英会からは単なる奨学金だけではなく、卒後も現役生及びAlumniとのネットワークという温かい支援を頂いてきました。これからは受けてきた恩恵を如何に若い方々に還元できるかを、考えていきたいと思っています。



平成8年度奨学生

高木 美代子

国際基督教大学教養学部国際関係学科卒
千代田化工建設(株)、セブン環境NPOセンター、
(特活)NPOサポートセンターを経て、
(財)ケア・インターナショナル ジャパン勤務

楠田育英会に支えていただいた大学時代、思い切って休学し海外のNGOに飛び出した経験は、今でも自分の人生を考える上での原点の一つです。史上稀に見る規模の自然災害や紛争がニュースから消えない昨今、国際社会との接点を密にし、世界そして地球の裏側の人々を身近に感じられる現職(国際協力NGO)は、とてもハードですがそれ以上にやりがいのある仕事です。微力ながら、同じ時代を生きる人として、そして次世代のためにも、少しでもできることをこれからも実行したいと思います。



平成10年度奨学生

鈴木 良

慶應義塾大学総合政策学部卒
知的障害者と健常者の共生コミュニティ、ラルシュ・デイブレイク(カナダ)での研修
社会福祉法人同愛会東京事業本部グループホーム職員

幸いなことに、僕はこれまで様々な素晴らしい人たちに出会い、世界の広さと人間の深さを学ばさせていただきました。これらの経験は自分のかけがえのない財産であり、何か物事を決めるときや困難に直面したときの心の支えになっています。出会った人たちや経験したことが自分を生かしているという感じです。皆さんもこれから一つ一つの出会いや経験によって心をもっともっと豊かにし、楽しく元気に生きていってください。これからもよろしくお願いします。



平成10年度奨学生

栗山 登至

日本医科大学医学部卒
日本医科大学付属病院第一外科勤務後
ピースハウス病院にてホスピス医
現在(平成21年)沖縄にてホスピス医として勤務

楠田育英会のHPで紹介していただけることに感謝いたします。学生時代は、神経疾患の方の介護ボランティア、在日外国人医療相談などに参加させていただき、発展途上国での医療活動を目指していましたが、医師になり、がんの終末期の方々と出会い、ホスピス医になりました。不惑をすぎても迷うことだらけの私ですが、これからも柔軟に、したたかに(?)活動していきたいと思っております。



平成11年度奨学生

杉浦 未希子

上智大学比較文化学部卒
東京大学新領域創成科学研究科(中山幹康研究室)
(2009年8月31日まで)東京大学大学院農学生命科学研究科 特任助教
(2009年9月1日より)Visiting Assisitant Professor
Department of Civil Engineering & Engineering Mechanics
Columbia University

灌漑用水を中心とした水資源を研究対象として、日々「お水」な生活を送っています。ちなみに、この分野の研究者は、飲み屋で職業を聞かれると真面目に「水商売です」と答えるそうです(私も先輩方にならっています)。
2009年9月より研究の拠点をアメリカに移し、今まで通り「先の読めない」研究者の生活を送ります。数年先は全く違うところで全く違うことをやっているかもしれませんが、おそらくそこでも「杉浦」は「杉浦」です。成功や挫折より自分らしくあれ。それが今も、そしてこれからも私の座右の銘です。



平成12年度奨学生

小林 知子(旧姓:植本)

平成14年 上智大学文学部社会学科卒業
平成16年 家庭裁判所調査官補として東京家裁に採用
平成18年 家庭裁判所調査官任官
平成20年 産休・育休取得
平成21年 職務復帰

家庭に問題を抱えていたり、「生きにくさ」を抱えている人たちの人生の岐路に寄り添いたいと思って就いた仕事。自分の非力さに落ち込む時や、育児と仕事の両立で疲れて投げやりになりそうな時など、楠田育英会の合言葉(?)、"Think globally, act locally"を思い出し、「そうだそうだ、広い視野を忘れずに、今自分ができることを少しずつやってみよう。」と思います。すっかり私のモットーとして定着しています。
様々な分野で"Think globally, act locally"を実践している仲間たちが集う楠田育英会には、たくさんのパワーをいただいてきました。これからもそんな仲間が増えていくことを、とても楽しみにしています!



平成17年度奨学生

大林 孝典

慶應義塾大学総合政策学部卒
2007年4月、独立行政法人国際協力機構(JICA)に入構し、青年海外協力隊事務局、マラウイ事務所を経て、現在国際協力人材部総合研修センター能力開発課勤務。

このHPを見る方の多くは、何らかの社会貢献活動(ここではプロジェクトと呼ぶことにします)に参加されていると思います。プロジェクトを、立上げ・引継ぎ・引揚げという3段階に分けて私の学生時代の活動を振り返ると、立上げに傾倒した4年間でした。しかし、国際協力の仕事を始めて強く思うのは、引継ぎと引揚げを意識した仕組み作りの重要性です。ワンマン体制を作らないよう、プロジェクトのルールや体制を整える。プロジェクトの終わりを見据え、徐々に現地の人に仕事を任せていく。息の長い協力であるほど大切なことです。皆さんが携わるプロジェクトはいかがでしょうか?続きは、楠田育英会でお話しできることを楽しみにしています。

 

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